私がよく聞かれる質問は、結局iDeCoとNISAはどっちをやった方がいいの??
ということです。
結論から申し上げますと、圧倒的に優先なのは、iDeCoになります。
なぜなら節税効果があるからです。
ここで、iDeCoとNISAの簡単な説明をしていきたいと思います。
まずはiDeCoから↓
iDeCoは個人型確定拠出年金のことです。
iDeCoは、iDeCoは運営管理機関が選んだ運用商品(投資信託、保険商品、預貯金等)の中から、自分で選んだ運用商品に毎月積立という形で投資をしていきます。
業種によって、毎月の積立投資額の上限が決まっています。
iDeCoをやるメリットとしては下記の3つになります。
- 掛金が全額所得控除
積立投資をするだけで、節税効果が見込まれます。
- 運用益も非課税で再投資できる
通常、株式投資は利益に対して、2割程度の税金がかかります。
これを分離課税というんですが、これがかかりません。
なので、運用で得た利益をそのまま、再投資に回すことができ、より多くの複利効果が見込まれます。
- 受け取り時も大きな控除がある
iDeCoは年金か一時金で、受取方法を選択することができ、受け取りの際にも、年金として受け取る場合は公的年金等控除を受けることができ、一時金の場合は退職所得控除の対象となります。
しかし、控除を受けるためにも受け取り時の条件があるので、そこは注意は必要です。
iDeCoのデメリットとしては、なんといっても、原則として60歳ま
で引き出すことができません。
なので金銭的に多少の余裕が無いとiDeCoには不安が残ると思います。
次にNISAについてになります↓
NISAとは、株式投資や投資信託で得られた
配当や分配金、売買による利益が非課税になる制度
になります。
通常、株式投資や投資信託によって得られた利益は、益に対して2割程度の税金がかかりますが、それが無くなります。
そして、NISAは、積立投資枠と成長投資枠に分かれており、積立投資枠は、指定された投資信託等しか投資できないのに対し、成長投資枠では、一般の株式に投資できるというメリットもあります。
デメリットとしては、年間360万円までしかNISAの投資ができないことと、損益通算ができないことです。
そもそも年間360万円の投資ができる人は少ないと思いますので、ここはあまり気にしなくていいと思いますが、損益通算ができないのは問題です。
損益通算というのは簡単に言うと、株式の売買で損をした金額と得した金額を均し、純粋に得た利益に対し、課税されるという制度になります。
NISAはそもそも税金がかからない制度なので、適応されないということなのですが、NISAだけではなく、特定口座での投資をする人は注意が必要です。
簡単にiDeCoとNISAを説明すると上記の通りになります。
以上を踏まえた上で、iDeCoを先に始めた方がいい理由は、所得税控除があるからで
す。
NISAは利益に対して、非課税に対し、iDeCoは積立投資の金額に対して控除を受けら
れるという点です。
皆さん節税を馬鹿にしてはいけません。
仕事で1万円多く稼ぐより、1万円分節税する方がはるかに簡単です。
その節税で得た、お金を更に投資に回せば、より、運用するお金が増えます。
なので、これから投資を始める人は、まずは、iDeCoをオススメします。
ただ、引き出せないので、余裕資金でやってくださいね!!
では今日はこの辺で♪


コメント